ブランディング・CI・VIーロゴデザイン・書
CI/VI - logo design and calligraphy
アイデンティティを綴る。ビジョンを結ぶCI、VIの力
CI(Corporate Identity)とは、企業のアイデンティティやブランドの一貫性を表す概念です。
CIは企業のビジョン、ミッション、バリューを反映し、
企業の特徴やイメージを一貫して伝えるためのガイドラインや規範です。
CIは企業のロゴ、カラーパレット、フォント、スタイルガイド、ブランドメッセージなどの要素から構成され、
それらの統一性によって企業の統一されたイメージを形成します。
CIの目的は、企業の認知度の向上、ブランド価値の確立、消費者との信頼関係の構築などです。
VI(Visual Identity)は、視覚的な要素を通じて企業やブランドを表現する手段です。
VIはCIの一部であり、ロゴ、カラーパレット、
フォント、グラフィックス、イメージの選定や使用方法など、
視覚的な要素を統一するガイドラインを指します。
VIの目的は、企業やブランドの識別性の向上、
視覚的な一貫性の確保、消費者に強烈な印象を与えることです。
VIは企業やブランドのアイデンティティを視覚的に表現し、統一されたイメージを持つことで、
消費者に対して信頼感や認知度を高める効果があります。
CIとVIは、企業やブランドの一貫性と統一性を確保し、
消費者に強い印象を与えるために重要な要素です。
CIとVIのガイドラインを遵守し、
一貫性を保ったデザインとメッセージを展開することで、
企業やブランドのブランディング戦略を成功させることができます。
企業の想いを言葉で伝えるフレーズではなく「タグライン」
タグラインとは、企業の理念やコンセプト、サービスや商品の価値を簡潔に言葉で表現するブランドメッセージです。タグラインは相手に伝えたいメッセージを言葉として脳裏に刻み、視覚的な表現と組み合わせることで企業の思いを効果的に伝える手段となります。一般的には、タグラインはロゴマークと組み合わせて一体化させ、さまざまな媒体で展開されます。文字数の目安としては15字程度が望ましいです。短い言葉や文で簡潔に伝えるほど、人々の心に残りやすくなります。また、専門的な企業であっても、分かりやすい言葉で表現する必要があります。タグラインはキャッチコピーとしばしば混同されることがありますが、タグラインは企業のブランドメッセージであり、ブランドの価値を端的に伝えるものです。一方、キャッチコピーは潜在顧客の心をつかむためのメッセージであり、興味を引き、購買を促す宣伝文句となります。もちろん、どちらも企業活動において重要な要素ですが、タグラインはブランディングの一環として、企業の基盤やビジョンを代表する重要な役割を果たしています。
ブランディングとは?
ブランディング(Branding)は、企業や商品、サービス、個人などのブランドを構築し、育成するための戦略的な取り組みやプロセスを指します。ブランディングは、目標とするイメージや価値観を明確にし、それを一貫して伝えることで、顧客や消費者に対して特定の印象や認識を持たせることを目指します。どんな業種でも事業を継続する上で重要なイメージ戦略です。競合する他の企業との差別化が肝心です。そのためには、企業や商品のブランディングが必要です。適切なブランディングは企業のイメージや価値を高めます。ブランディングは、単純に「ブランド」を作る活動を指しません。商品やサービスの独自の価値、つまりオリジナリティを示し、それを周知徹底することで、商品やサービスの価値を向上させるものです。これが、企業が長期的な競争で生き残るために不可欠な総合価値となります。ブランディングの目的は、消費者の心にイメージとして残り続けることです。そのためには、企業のイメージや製品に「付加価値」を与え、消費者の認識価値を向上させる必要があります。魅力的な商品やサービスを持っていても、魅力的に見せなければ人々は手に取ってくれません。ブランディングの視点から、付加価値を創造し、競合他社との差を強調し、最終的にはお客様に選んでいただく必要があります。特に最近では、商品やサービスの展開において、ブランディングの観点からさまざまな工夫がなされています。消費者もますます要求が高まっているため、満足させるためには時流を読み、お客様の立場に立って考え、なぜその商品やサービスを手に取るのかという心理を追求する必要があります。それによって初めて商品やサービスの魅力を捉え、他社との優位性をアピールできるのです。ブランドが確立された後も、マーケティングによる市場でのポジションの再確認が必要であり、時代の流れやお客様のニーズに適応するために「リブランディング」が重要です。5年や10年先を見据えても、世の中の潮流は変化することがほとんどです。確かに、10年先でも有効な強固なブランディングは望ましいですが、柔軟に変化しながら世の中の流れに合わせることも重要です。企業は正しい視点を持ち続け、努力を惜しまず取り組むことによって、お客様はリピーターとなり、企業やブランドのファンになってくれると確信しています。
では、具体的にどのようにブランディングどのようにすすめていくか?
ブランディングは、ロゴやキャッチコピーを作ることだけでなく、商品やサービスのストーリーや特徴を伝えることです。ブランディングでは、全スタッフが自社のブランドに誇りを持って伝えることが重要です。ブランドコンセプトは、商品やサービスの存在意義を表す考え方です。クライアントとのヒアリングを通じて、コンセプトを明確にし、共感を呼ぶキーワードや世界観で表現します。ビジョンやミッション、バリューが明確であれば、ブランドを明快に発信することができます。ブランドシートは、ブランドを広く浸透させるためのガイドラインです。ロゴや名刺、会社案内、WEBや動画などの展開を行います。重要な点は、他社に過剰に意識しないことです。市場や競合他社の動向を把握することは重要ですが、ブランドを作り出す段階では、企業や商品ならではのコンセプトや表現が必要です。他とは異なる独自のブランディングによって、差別化し、市場で輝くことができます。